
FREE(s)さんというトコロの第5回公演『tears』を観てきました。
戦後、昭和21年の夏。
傷痍軍人の治療にあたる病院が舞台のお話です。
私が思ったのは、あらあらドラマティックに描きすぎちゃったな、と。
作品はオリジナルだと思うのですが、実際にあった戦争のその後を描くのであればリアルさが、難しいけど必要だと思います。
当時の状況が既に尋常ではないので、そこにしっかりとした人間がいれば、なにも変に飾り立てしなくても良いと、わたくしは思うのです。
ま、舞台も見せ物なのである程度の枠組みは当然必要なのですが…。
そこらへん、今回のこのお芝居を観て、空気感やら息遣いがあまり感じられなかったわけで…。
戦後は医療の方は戦中よりはだいぶマシになったものの、軍人さんに対する扱いはまるで疫病神のようだったと聞きます。
その辺の軍人さん役の心のありようがまったく見えず、なんだか上辺だけのやり取りに睡魔が…。
ともかく、戦争ものをやるのであれば、まず戦没者並びに当時の人達に敬意を払い、失礼のない芝居づくりをせねばならないと、わたくしは思う次第にございます<(_ _)>